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読書感想

高熱隧道 (新潮文庫)高熱隧道 (新潮文庫)
(1975/10)
吉村 昭

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GWに黒部へ行ってきたあと、「黒部の太陽」が舞台化されるニュースを知りました。

映画版「黒部の太陽」は現在DVD化されておらず見ることができません。版権を所有している石原プロが、裕次郎氏の遺志によりソフト化をしない方針なのだそうです。よけい舞台版が気になります。

その「黒部の太陽」を調べているときに、この「高熱隧道」という小説を知りました。
「黒部の太陽」は第4発電所の工事について描かれた作品ですが、「高熱隧道」は第3発電所の工事について描かれたものです。
第4発電所の工事では171名もの人が亡くなったことが知られていますが、第3発電所の工事ではなんと300名を越える工事関係者が殉職しています。

亡くなった主な原因は、転落・ダイナマイトの暴発・熱湯の噴出など様々ですが、最も多いのは”雪崩”です。
皆さんは”泡(ホウ)雪崩”という言葉を聞いたことがありますか。豪雪地帯では知られた言葉かもしれませんが私はこの小説で初めて知りました。詳しい説明は省きますが、想像を絶する衝撃力で鉄筋コンクリート造の巨大な宿舎が山を越えて数百メートル吹き飛ばされたのだそうです。

工事が困難を極めたのは雪崩ばかりではありません。タイトルからも窺えるとおり、現場は高温の温泉湧出地であり掘削中の岩の最高温度は摂氏166度に達したそうです。そんな状況でどのように工事を進めることができたのかが克明に描かれています。

何故これほどの犠牲者を出しながら工事が中止させられることなく完工できたのか?太平洋戦争突入前という時代背景が大きく影響していることが、小説を読むとよく分かります。


「高熱隧道」の舞台となっているのは宇奈月側からのルートですので私がGWに行った時には通っていませんが、次に行く機会があれば恐らくかなり違う印象になるのではないかと思います。
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Theme:読書感想文
Genre:小説・文学

comments(0)|trackback(0)|書籍|2008-06-13_21:00|page top

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